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このうち成功という評価のできるのはメキシコ、カナダ、英国だけ。
撤退したインドネシアをはじめプエルトリコ、アルゼンチン、ブラジル、中国、ドイツ、韓国は総じて苦労している。 つまり10戦して3勝7敗と負け越しており相当の苦戦だ。
W社の海外店舗数は02年1月期末で1170店、売上高は355億ドル。 2177億ドル(02年1月期)にも上る全売圭局に占める海外市場のシェアはわずか16.3%にとどまっている。
これらの数字は当面の目標値30%の半分だ。 さすがのWマートも米国内との勝手の違いに戸惑っているかの印象だ。
94年に進出したカナダでシェアトップに浮上したことや英国で買収したスーパー「アズダ」の店頭価格を40%も引き下げることができたのは、EDLCによるEDLPがうまく働いたことによる。 うまくいかないのはEDLPが発揮できない場合や単独上陸した場合だ。
パートナーが赤字の場合も結果はよくない。 カナダ、英国、メキシコで成功しているのは、市場がアメリカに似ているからだ。
メキシコはアメリカの子会社のような国であり、カナダ、英国は言語・文化圏が重なる。 それだけに文化、習慣、制度、消費者ニーズを把握することはそう困難なことではなかった。
メキシコでは西友と同様に同国トップの流通業シフラに株式の購入予約権を付け、慎重に対応した。 形としてはシフラとの合弁事業だが、現在はW社が全株式の60%余を保有し傘下に入れてしまった。
メキシコではリテイラーの王座にドッカと腰を下ろしている。 シフラとの関係がうまくいったのは、従来手法を尊重しながら徐々にW流を入れ込んだからだ。
シフラはスーパーマーケットやバイパー型(食品と非食品のディスカウント)スーパーマーケット、デパート、レストランチェーンなどを展開していたが、ここに上手にEDLPのマーチャンダイジング(MD)と経営手法を移植した。 その後、スーパーセンターやサムズをスタートさせて大当たり。

大成功と言われる英国に次ぐ76億ドルの売上高を誇っている。 英国では業界三位の優良リテイラー「アズダ」を買収したが、すでに消費者のニーズに合った商売をしていたから黒字であり、それだけに乗っかりやすかった。
ウールワース社のウールコを買収し、比較的早くトップの座についた。 同じ北米にあり、消費市場が似ているカナダでは、進出の初っ端から一気に112店舗を開設した。
ドイツは丸7年にヴェルトカウフ21店舗を手に入れ、翌年にはインタースーパー74店舗を買収し100近い店舗を構えた。 カナダと同じケースだから欧州という地のマイナスを引いてもこれだけの店舗数があれば大量仕入れで仕入価格を抑えられ、大きくつまずかないはずだが、02年まで赤字となぜか不調だ。

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